津の家① 太陽放射エネルギーの検討

太陽放射エネルギーの検討

【夏涼しく、冬暖かい住まいのつくり方】
e0254608_1647462.jpge0254608_16365276.jpge0254608_164787.jpge0254608_16385465.jpg 夏に涼しい家を考えるときに重要なことは太陽からの放射エネルギーについてです。夏至の水平面全天日射量は左図より930w/㎡(800kcal/㎡h)、冬至の水平面全天日射量は348w/㎡(300kcal/㎡h)となります。それにより夏の日射量は冬の日射量と比べとても大きなエネルギーということがわかります。これは1㎡当たりに1台の電気ストーブをおいているようなものです。つまり、夏に涼しい家をつくるには屋根や壁面ではしっかりとした断熱、窓面では強い太陽の日射をコントロールできる庇やルーバーが必要になってきます。


 現在設計中の「津の家」では1階南側のLDKにw7.0m×h2.0mの庇のある大きな窓を設けています。もしこの庇がない場合の日射量は930w/㎡×7.0m×2.0m=13.02kwの日射量を受け、これにフロートガラスt=8の入射角度別透過率0.35(入射角78°)をかけると4.56kwとなり、これだけでも2.7kwのルームエアコンでいえば2台分以上必要な日射量ということになります。これではルームエアコンを使い続けなければ生活できないエネルギーの浪費につながる住まいとなってしまいます。そのため庇を設けることで、太陽の放射エネルギーをコントロールした省エネルギーの住まいとして計画しています。


 庇の出や高さの計画は津市の平均気温が23℃以上である6月〜9月の最も気温の上がる時間11時〜13時までに窓が受ける日射量を0kwとなる(影となる)ように庇を計画しています。このように夏涼しい家をつくっています。


 冬に暖かい家を考えるときは、夏とは反対に日射を取り込む必要があります。津市の平均気温が10℃以下の11月中旬〜3月中旬の日射のある時間7時〜17時までの日射を考えていくと、この時の太陽高度は28°〜50°となり、庇を交わして常に室内に日射が得られる状況をつくっています。


 その日射量は冬至の南中時で348w/㎡×w7.0m×h1.2m=2.92kwの日射量を受け、これにフロートガラスt=8の入射角度別透過率0.75(入射角30°)をかけると2.19kwとなり、2.7kwのルームエアコンでいえば1台分の日射量が得られています。このように冬暖かい家をつくっています。


• 詳しい内容を知りたい方は、E-MAILにてお問い合わせください。

by kondo_archi_labo | 2012-05-20 09:00 | 津の家_おおきな屋根の家


近藤晃弘建築都市設計事務所の建築活動記録


by kondo_archi_labo

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

【お知らせ】
■設計のご依頼、ご相談はお気軽にお問い合わせください。土地探しや資金計画から家具の選定までお手伝いさせていただきます。

■事業主の方、建築を通して一緒に新しい企業イメージ を考えていきましょう。事業計画もおつくりいたします。

■まちづくりでお悩みの方、一緒にそれぞれの地域の良さを探し出し、それを活かしたまちづくりを考えていきましょう。様々な企画を一緒に計画していきましょう。

【設計事務所について】

■ホームページ
■プロフィール
■コンタクト
■住宅設計トライアル
■土地探しのポイント
■建築家と共に考える住宅
■建築を考える
■建築教育
■設計監理業務の流れ
■設計料
■アフターケア
■よくある質問のまとめ

【リンク】

■住まいの杜
■丸屋建設
■財団法人 住宅保証機構
■家づくりの応援サイト
■HOME'S 不動産売買
■国土交通省 公示地価
■壁面緑化システム

検索

タグ

(23)
(22)
(14)
(9)
(8)
(7)
(5)
(4)
(1)

カテゴリ

全体
芦屋川の家_小さな教会の家
相生の家_線形のテラスハウス
おおきな窓のテラスハウス
白い箱の中庭ハウス
太陽を取り込む家
丘の上のイエ
崖の上のイエ
祇園の町家カフェ
津の家_おおきな屋根の家
寝屋川の家
稲沢の家_窓のない家
ギャラリー京町堀ビル
吹田の家
西宮有料老人ホーム
京都のマンションリノベーション
京都の旅館リノベーション
光屋根のアトリエ
建築家と共に考える住宅
建築家と共に考える集住
建築家と共に考える地域
建築を考える
建築教育
設計監理業務
アート
仕事道具
旅行
その他
未分類

その他のジャンル

画像一覧